競技規定
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2016 競技規定
1. ルールの大きな変更点
2016 PERFECT ツアーに参加される方は、必ずご確認ください。
1. スコアシートの記入について
レフリーは試合中、スコアを記入することとする。
昨年までは、マシントラブル等が起こった場合、当該レグは無効となり再試合を行っていたが、スコア記入をすることにより、ゲームの状態を復元することが出来る。
マシントラブルが起こった時にレフリーがスコアの記入をしていない場合、レフリーは警告1とし、当該レグから再試合とする。
レフリーの質を向上する為、制定するはこびとなりました。
2. マット、マシン、オッキの修正について
試合中のマシン、オッキの設置修正は、審判及び役員、会場スタッフが行う。
- マットに関しては、自分がスローする前に限り、選手が自分で修正してもよい。
- スローを終えた後マットを直した場合、審判から注意を受ける。注意を2度受けたら警告1とする。
- 相手選手から審判を通じて直したことを注意することが出来る。
3. 練習スローについて
明らかに試合が中断されたと審判が判断した場合、両選手は練習スローを行ってもよい。
- 練習出来る本数は、6本(2スロー)までとする。
明らかに試合が中断される状態とは
- マシントラブル等によって、試合を行うマシンが変更になった場合
- 40秒ルールの発動等により、審判がコントロールへ報告に行く場合など
試合が中断されたと判断されない場合
- アウトボード反応、誤反応の修正
- 先攻、後攻の間違いによるマシン操作など
4. 構えに入るタイミングについて
対戦相手がダーツを抜き終わり、スローイングラインの後方に戻ってくるまで、構えに入ってはならない。
- レフリーから1試合中に注意を2度受けると警告1となる。
5. ロビンの欠席者が出たときについて
欠席者が出た場合、コントロールが下記の修正を行う。
- 6名ロビンで欠席者が1名出た場合、欠席者を除く5名ロビンとし、ロビン表の修正を行う。
- 5名ロビンで欠席者が出た場合、欠席者の不戦敗とする。
※不戦勝の選手に記入する勝ちレグ・負けレグは1-0とする。 - 6名ロビンで欠席者が2名以上出た場合、①②の順に修正する。
6. MIP賞の導入について
新たに「MIP賞」を設立
- 昨年度(2015年)から、今年度(2016年)でランキングを1番上げた選手に贈呈
- 最終戦終了後の最終ランキングを対象とします。
※MIPとは、「Most Improved Player」の頭文字をとったものです。
対象者
- 2015PERFECTツアー3戦以上出場の選手
- 2016PERFECTツアーで男子40位以上、女子20位以上の選手
7. エントリー締切について
大会エントリー締切時刻を、締切日の「15:00」とする。
- 施設使用料分担金の振込期限についても、エントリー締切時刻と同様15:00とする。
- 締切り時間を過ぎた場合でも、締切日23:59までにPERFECT事務局宛に、下記フォーマットのメールが届いていた場合はエントリーが出来る。
※ただし、エントリー遅れとして警告1とする。 - キャンセルについても同様とする。
メールフォーマット
[件名] 第○戦△△大会エントリーの件
[本文] ●プロ会員番号
[本文] ●名前
[本文] ●分担金振込日時
※メールが締切日23:59までに届いていない場合や、メールの内容に不備がある場合はエントリーは出来ません。
2. 競技規定
Ⅰ 一般規定
A. 協会
- PERFECTは、公式のPERFECTプロソフトダーツトーナメント等の試合を開催・認可することにおいてすべての責任があり、また主催者や役員等を任命する権利を持つ。
- すべての選手は、すべての大会においてPERFECTによって任命された主催者や役員の監督・指導のもとにおかれる。
- PERFECT競技規定に付属するすべての事柄における最終決定権は、PERFECTにより任命された主催者や役員にある。
- すべての選手は、PERFECT競技規定に基づいて競技を行い、追加の規定については主催者や役員を通じて制定される。
- PERFECTとその主催者や役員は、大会の日付や時間・場所等を変更及び、中止する権利がある。
- PERFECTとその主催者や役員は、大会において違反あるいは損害をもたらしたと見なされるすべての選手を、失格とする権利がある。
- 選手は自己の責任で大会に参加し、PERFECTとその主催者や役員は、損傷や損害の責任は取らない。
- PERFECTが主催・主管する試合への出場は、PERFECTプロ会員のみとする。しかし、PERFECTが条件付で認めた場合はこの限りではない。
B. 国際大会
- 日本において開催されるPERFECT主催すべての大会は、PERFECT競技規定に基づいて行われる。
Ⅱ PERFECT競技規定、プロ会員規定
A. 用具及び設備
- 大会で使用するダーツは、ティップ・バレル・シャフト・フライトと認識出来、1本30cm以内、3本で70g以下のものとする。ティップは滑らかな針状のプラスティック製とする。
- 大会で使用するダーツはPERFECT公認ダーツマシンとする。その内容は下記の通りである。
- 株式会社エイチ・アイ・シー製ダーツマシン PHOENIX シリーズ
- 1-20の時計型
- 中心の内側のリング(インナーブル)、中心の外側のリング(アウターブル)、内側の狭い枠(トリプルバンド)、外側の狭い枠(ダブルバンド)が設置されているもの。
- 水平に置いたとき、床からブルの中心までの高さは1730mmとする。
- “20”の枠は2色のうち濃い色で、ボードのトップセンターに位置する。
- スローイングラインは610mm以上の長さで記され、ダーツボードの中心からスローイングライン、前端までの対角線の長さは2990mmとする。いずれも許容誤差±15mmまでは認められる。
- スローイングラインにオッキ“Oche”を設置する。その場合、高さは10mmから100mm以内のものとし、オッキの後端とスローイングラインの前端が一致するように設置する。
B. 投げ方
- すべてのダーツは片手で1本ずつ投げる。
- 一度に投げられるダーツは3本まで、それを1投(ワン・スロー)とする。
※3本以下でゲームが終了したときは、3本投げる必要はない。 - 試合において、スローイングは対戦相手と交互に行う。
- すべてのダーツは、オッキの後端から投げる。それよりも左右両側に出て投げる場合にはオッキの延長線上より後ろから投げることが出来る。
- プレイングエリアライン(台と台との境界線)がある場合は、決してそのラインを越えてはならない。
- 対戦相手がダーツを抜き終わり、スローイングラインの後方に戻ってくるまで、構えに入ってはならない。レフリーから1試合中に注意を2度受けると警告1となる。
- セットアップの体勢で、素振りを行うことを禁止する。セットアップしていない状態で、素振りを行うことは禁止ではない。セットアップの体勢とは、軸足が投げる状態に入っていることである。レフリーから1試合中に注意を2度受けると警告1となる。
- 40秒ルールが発動した場合に限り、選手は40秒以内にスローイングを終えなければならない。
- 一方の選手がレフリーに申告し、レフリーが認めた場合のみ、40秒ルールが発動する。
- レフリーはコントロールに40秒ルールの発動を報告し、ストップウォッチを受け取る。
- 40秒ルールは、両選手に発動する。申告した選手も40秒ルールが適用される。
- 40秒の計測は、一方の選手がダーツを抜いてスローラインを超えてから、もう一方の選手がダーツを抜きスローラインを超えるまでの時間とする。
- レフリーは30秒が経過したら、選手に〝10秒前〟と伝える。
- 40秒が経過した場合、〝40秒ファール〟となり、そのラウンドの得点・マーク数は無効となる。
C. コイントス
- レフリーが両選手に表及び裏を伝えて、コイントスを行う。コイントスのみの場合、上面を選択した選手が、ゲームの先攻及び後攻を決める権利を持つ。コイントス後コークを行う場合、上面を選択した選手が、コークの先攻及び後攻を決める権利を持つ。
- コイントスはPERFECT公式コイン(無い場合は100円硬貨等)を使用して行う。
- ラウンドロビン
最初のレグを行う際、コイントスのみによってゲームの先攻・後攻を決める。
(最終レグにおいては、コイントスコークによってゲームの先攻・後攻及び、ゲームの選択を行う) - 決勝トーナメント
最初のレグを行う際、コイントスコークによってゲームの先攻・後攻を決める。
(最終レグにおいては、コイントスコークによってゲームの先攻・後攻及び、ゲームの選択を行う) - コインの表及び裏を決める優先権は、下記に従う。
- 予選ラウンドロビンは、ラウンドロビン表の上側に名前が記載された選手に優先権がある。
- 決勝トーナメントは、マッチカードの左側に名前が記載された選手に優先権がある。
D. コーク
- それぞれの選手がボードの中心に向かって1本のダーツを投げ、ブルの中心(センターホール)に近い方がゲームの先攻・後攻及び、ゲームを決める権利を持つ。これをコークという。
コークは両選手がコイントスでどちらが先に投げるかを決める。 - コークでは、先に投げた選手のダーツは抜かない。後に投げる選手は、そのままの状態で投げる。但し、先に投げた選手のダーツがセンターホールに入った場合、後で投げる選手はそのダーツをボードから抜くことをレフリーに要求出来る。
- コークでは、ボードにダーツが刺さるまで、続けてダーツを投げる。
- 後から投げる選手のダーツによって先に投げた選手のダーツが抜けてしまった場合は、もう一度やり直す。その場合、先攻後攻を入れ替える。
- 両者の投げたダーツが、ブルの中心から全く同じビット数だった場合は、もう一度やり直す。その場合、先攻後攻を入れ替える。
- コークは決着がつくまで行う。
- 決着がついたら、レフリーはダーツを抜く前に必ず選手にコークの勝敗を伝える。
E. 審判(レフリー)の役割
- 予選ラウンドロビンのレフリーはラウンドロビン表に記載された順番に従う。
決勝トーナメントのレフリーは、前試合の敗者が行う。1回戦目のレフリーはコントロールによって決定する。決勝トーナメントの敗者は、自分に勝った選手が次の試合を終了するまでは、いつでもレフリーを行える状態で待機する。 - レフリーはゲームが終了したら、速やかに両者のスタッツを記入する。
※フィニッシュの時、アウトボードセンサーが正しく反応しない場合は、正しい本数でのスタッツを計算して、そのスタッツを記入する。 - レフリーは、ボードを確認出来る位置に座り、常に試合の状態を監視する。
- レフリーは、すべての試合のスコアを記入する。
- レフリーは、その試合におけるすべての権限を有し、公明かつ公平に試合を遂行する為に、ゲームの 停止・確認・訂正等をすべて行うものとする。
- 得点に対しての抗議は即座にレフリーに行い、ダーツを抜いた後では認められない。
- 選手が1投目もしくは2投目のスローを行い、ボードに刺さったダーツを触った場合、それ以降は得点されない。但し、誤反応や反応がなかった場合にレフリーがダーツボードに触ることは例外とする。
- レフリーは、選手にフィニッシュの方法及びアレンジを教えてはならない。
- レフリーの判断が困難な場合、また選手のマナー違反等の報告は、速やかにコントロール責任者及び役員に申し立てる。
F. 01ゲーム
- ボード上でダブル枠とトリプル枠の間及びアウターブルとトリプル枠の間は、そこに書かれている数字(シングル枠)が点数となる。ダブル枠の中は、その数字の2倍になり、トリプル枠の中では、その数字の3倍になる。セパレートブルの表記が無い場合は、アウターブル・インナーブル共に50点、セパレートブルの表記がある場合は、アウターブルは25点であり、インナーブルは50点となる。
- ゲームを終了するには、以下の方法がある。
- マスターアウト(MO)
フィニッシュは、ダブル枠、もしくはトリプル枠またはブル(アウターブル、インナーブル)に入れなければならない。 - ダブルアウト(DO)
フィニッシュは、ダブル枠、またはインナーブルに入れなければならない。
- マスターアウト(MO)
- 上記のルールに従い、自分の得点を0点にした選手がそのゲーム(レグ)の勝者となる。
- バースト制とは、投げた点数は得点として認められず、投げる前の点数が残されることをいう。
下記の場合に、バースト制が適用される。- 選手が残った点数以上の得点を取った場合。
- マスターアウト、ダブルアウトの時に、ダブル枠・トリプル枠・ブルではなく残された点数のシングル枠へ入れてしまった場合。
- マスターアウト、ダブルアウトの時に、残りの点数を1にしてしまった場合。
- 01ゲームのラウンドはノーリミットとする。
但し、トーナメント規則によって制限をつけることは可能である。
G. クリケットゲーム
- ボード上で15~20までの数字のシングル枠・ダブル枠・トリプル枠、ブル(アウターブル・インナーブル)が点数となる。アウターブルは25点であり、インナーブルは50点となる。
- ひとつの箇所に3本入れることで、その場所を占有することが出来る。さらに本数を入れることで1本に付き、その箇所の点数を加算出来る。しかし相手がその箇所に3本入れた場合は双方無効となり以後の点数は加算されない。すべての箇所を占有した時点、もしくは15ラウンドを終了した時点で、点数が勝っていた方が勝者となる。
- 15ラウンド終了した時点で同点だった場合は、マーク数に関わらずコイントスコークを行いセンターホールに近い方が勝者となる。
(コインの表及び裏を決める優先権は、直前に行ったコイントスで優先権を持たなかった選手にある)
H. 警告
- レフリーは試合中のマナー・違反等によって選手にコントロールを通して警告を宣言出来る。
- 宣言出来る警告は、PERFECT競技規定に基づくものであり、それ以外の事情に関してはPERFECTにより任命された役員に申告する。
- 警告を宣言した場合、レフリーはラウンドロビン表及びマッチカードに記入する。
- レフリーが、公明かつ公平に試合を遂行出来ない場合、選手がコントロールに申告し、レフリーに警告を宣言することが出来る。
- 1年間で累積4回警告を受けたものは、罰金処分となり、2度罰金処分(警告を累積8回)を受けた者はその時点で失格となり、2度目の罰金処分の日より1年間の出場資格を失う。
※警告に関しての詳細は[Ⅶ 参加資格の取消]を参照すること。
I. マシントラブル
- 停電・マシントラブル等でゲームの継続が不可能になった場合、レフリーは記入しているスコア通りゲームの復元を行う。
- 復元が不可能な場合、コントロールの指示に従う。
J. 競技大会
- 役員
大会はPERFECTとPERFECTが任命した役員により運営される。
- 試合方式
試合方式及び出場選手数等は、PERFECTの決定により変更することが出来る。
尚、各ゲームのリミット数は役員が決め、事前に告知する。 - ラウンドロビン
- 予選ラウンドロビンは最大6名1組、最小5名1組とする。
(デフォルトが出た場合この限りではない) - 予選ラウンドロビンの勝者が、決勝トーナメントへ出場出来る。
- 予選ラウンドロビンのゲーム・レグ数は役員が決め、事前に告知する。
- 予選ラウンドロビンは最大6名1組、最小5名1組とする。
- 決勝トーナメント
- 決勝トーナメントは、最小8名で行う。
- 決勝トーナメントのゲーム・レグ数は役員が決め、事前に告知する。
- 決勝戦のゲーム・レグ数・セット数は役員が決め、事前に告知する。
Ⅲ PERFECT SOFT DARTS PRO トーナメント
A.定義
- PERFECTプロソフトダーツトーナメントは、一般社団法人PERFECT主催で開催されるプログラムを指す。
B. 役員
- PERFECTにおいてコントロール責任者は、大会に出場出来ない。
- コントロール責任者は、くじ引き、試合のスケジュール、結果記録に責任を持つ。
- コントロール責任者の指示のもとにコントロールデスクが設置され、試合のスケジュールや結果を表示する。ラウンドロビン表、マッチカードの結果は、コントロールデスクに提出される。
- PERFECTは、必要とされる場合、試合の時間や形式を変更する権利を持つ。
C. 大会の形式
- 出場資格
PERFECTに認定されたプロ会員選手であること。
PERFECT競技規定に則り、出場する為に必要な条件を満たしたすべての選手。 - 試合形式
予選はラウンドロビン、決勝トーナメントはシングルイリミネーションで行う。
予選ラウンドロビンの組み合わせは、大会前日までに行われる予選組み合わせ抽選会で決定する。
D. 大会のエントリー
- 選手登録を完了し、定められた施設使用料分担金を支払った選手が大会に参加出来る。
※招待を受けた場合は例外とする。 - 施設使用料分担金はPERFECTが定める。費用は不返還とする。
※エントリー締切日時までにキャンセル手続きを行った場合、施設使用料分担金は返還する。
※災害等の場合は返還する場合もある。 - 選手のエントリーが完了しPERFECTがそれを受け入れた時点で、選手はPERFECT競技規定を了承したものとする。
- PERFECTが任命する役員は、トーナメントのどの段階でも参加者を拒否する権利を持つ。
- いかなる理由があっても出場選手代理人をたてることは許可されない。発覚した場合、その時点でエントリーしていた本人、代理人共に失格となり、プロ資格剥奪もしくは1年以上の出場停止処分とする。
E. 受付及び呼出
- すべての選手は、あらかじめ決まった時間内に集合し受付を完了しなければならない。
公共交通機関の遅延等の特別な事由により、3分の1以上の選手が時間内に受付を完了出来なかった
場合は、大会の中止・順延をPERFECTコントロールにより決定することがある。 - 試合開始時にレフリーと選手1名が揃い、もう1名の選手が来ない場合、その場で5分待つ。
5分経っても、もう1名の選手が来ない場合は、レフリーがコントロールに報告に行く。
コントロールにて、来ない選手の場内呼び出しが行われ、その選手は警告となる。
場内呼び出し後、10分経っても来ない場合、その選手は失格となる。 - 試合開始時に選手2名が揃い、レフリーが来ない場合も上記同様に、その場で5分待つ。
5分経っても、レフリーが来ない場合は、選手がコントロールに報告に行く。
コントロールにて、レフリーの場内呼び出しが行われ、レフリーは警告となる。
場内呼び出し後、10分経っても来ない場合、コントロールが代わりのレフリーをたてる。
レフリーに来なかった選手は予選ラウンドロビンの場合失格、決勝トーナメントの場合は更に警告となる。
F. 試合
- 試合が始まったら、選手、レフリー以外は競技スペースに入ってはいけない。競技スペースとはテーブルからマシンまでの空間を指す。但し、マシントラブル等の処置をするための役員はこの限りではない。
- 選手は、相手の選手が投げるとき十分後ろに下がり、その選手の邪魔をしない。
- 選手が先攻・後攻の順番を間違えた場合、間違えられた選手が1本目のダーツを投げた時点で、そのレグは成立する。その後のレグに関しては、レフリーの責任のもと、本来の順番でゲームを行う。また、間違えられた選手が1本目のダーツを投げる前にレフリーに抗議した場合、当該レグは無効となりそのレグから再試合となる。
- 試合中のマシン、オッキの設置修正は、レフリー及び役員、会場スタッフが行う。
マットの設置修正は、自分がスローする前に限り、選手が自分で修正してもよい。
スローを終えた後マットを直した場合、レフリーから注意を受ける。注意を2度受けたら警告1とする。
G. 練習
- 両選手は、試合前に試合が行われるマシンでダーツを6本(ツー・スロー)投げてから試合開始となる。
- 明らかに試合が中断されたとレフリーが判断した場合、両選手は練習スローを行ってもよい。練習出来る本数は、6本(ツー・スロー)までとする。
[練習スロー可]
- マシントラブル等によって、試合を行うマシンが変更になった場合
- 40秒ルールの発動等により、レフリーがコントロールへ報告に行く場合など
[練習スロー不可]
- アウトボード反応、誤反応の修正
- 先攻、後攻の間違いによるマシン操作など
H. 得点記録
- スコア・スタッツ・アワード・勝敗をレフリーが記録する。
- 機械の誤反応は、両選手・レフリーの確認のもと修正することが出来る。
- 得点は、ダーツマシンの反応を優先とする。従って、下記の場合得点として認める。
- ボードに刺さっているダーツに、投げたダーツが触れてマシンが得点反応した場合。
- 投げたダーツがボードに刺さらなかったが、マシンが得点反応した場合。
- ティップだけがボードに刺さりバレルが外れてしまった場合。
I. 予選ラウンドロビン
- 予選組み合わせ抽選の結果、発表されたラウンドロビン表に従い、選手は試合を行う。
ラウンドロビン表は、試合が行われるマシンに設置される。選手は自分の名前があることを確認し、ラウンドロビン表にサインをする。全員のサインが揃った後、ラウンドロビン表に記載された順番通りに試合を行う。 - 予選ラウンドロビンは5名~6名で行われ、全員4試合を行う。
- 欠席者が出た場合、コントロールが下記の修正を行う。
- 6名ロビンで欠席者が1名出た場合、欠席者を除く5名ロビンとし、ロビン表の修正を行う。
- 5名ロビンで欠席者が出た場合、欠席者の不戦敗とする。
※不戦勝の選手に記入する勝ちレグ・負けレグは1-0とする。 - 6名ロビンで欠席者が2名以上出た場合、①②の順に修正する。
- 決勝トーナメント出場は、勝ち数、勝レグ数と負レグ数の差、01スタッツアベレージ(小数点第2まで)から算出した順位で決定される。尚、01スタッツアベレージは1レグと2レグのみで算出し、3レグ目は算出外とする。
※上記の条件がすべて同じ場合は、大会エントリー順で上位を決定する。 - ラウンドロビン表は、その試合のレフリーが記入し、選手は結果について必ず確認する。
もしコントロール提出後に誤記入が発覚した場合は、変更することが出来ない。 - 予選の途中で失格者が出たラウンドロビンの勝敗に関しては、コントロールによって判断される。
J. ラウンドロビン表
- 予選ラウンドロビンのレフリーは、それぞれのマシンに設置されているラウンドロビン表にスタッツ・勝敗を記入する。また、スコアシートに試合のスコアを記入する。
- ラウンドロビン中の試合に関して、記入漏れがあった場合は、選手及びレフリーが失格となる。
- 選手は各試合終了後、レフリーが記入した結果について必ず確認をする。
K. 決勝トーナメント
- 決勝トーナメント表及び決勝トーナメント出場選手表は、コントロールで作成され選手に発表される。
選手は自分の予選通過の有無、決勝トーナメントの組み合わせを必ず確認する。
組み合わせ等に間違いがあった場合、選手の申告により修正することが出来る。 - もし決勝トーナメント開始後に組み合わせ等の間違いが発覚した場合、時間の経過によりコントロール責任者が修正不可能と判断した場合は、修正されない場合がある。
- 選手は各試合終了後、レフリーが記入した結果について必ず確認をする。
L. マッチカード
- マッチカードはコントロールで作成され、決勝トーナメントを実施するときに適用される。
- 対戦する選手及びレフリーの呼び出しが行われたら、両選手は指定されたマシンに向かう。レフリーはマッチカードを受け取った後、指定されたマシンに向かう。
- 指定されたマシンに両選手・レフリーが揃ったら、レフリーは選手本人であることを確認する。そして練習スローの後、レフリーのコールにより試合を始める。
- レフリーはスコアシートにスコアを記入し、マッチカードにスタッツ、勝敗結果など必要事項を記入する。試合終了後選手は、必ずマッチカードを確認しサインをする。間違いがあった場合、選手の申告により修正することが出来る。すべての確認終了後、レフリーがコントロールにマッチカードを提出する。
- もし選手が確認したにも関わらず間違いがあった場合、時間の経過により、コントロール責任者が修正不可能と判断した場合は、誤記入が採用される場合がある。
M. 品行
- 正当な理由が無く試合を完全に終了出来ない選手は、表彰やランキングポイント取得の資格を失うと共に1年以上の出場停止処分とする。
- 選手の言動・態度が著しくスポーツマンらしくない品行であるとレフリーが判断したとき、即座に役員に申告する。役員は、悪質な場合警告の有無に関係なく、その選手を即刻失格させることが出来る。
失格した選手は、表彰やランキングポイント取得の資格も失うと共に1年以上の出場停止処分とする。
N. 宣伝
- PERFECTは、トーナメントに使用されるスポンサーの宣伝に対して十分な管理を施し、正当に扱う。
- 選手は、PERFECTの許可の無い商品や企業の広告のついたユニフォームを着用してはならない。
- スポンサー広告をユニフォームに掲載する際は、PERFECTユニフォームスポンサー広告申請を行う。申請についてはPERFECT公式WEBサイトに記載された、ユニフォーム掲載広告規定に従う。
O. ユニフォーム規定
- 原則としてプロスポーツ選手として相応しい服装とし、不名誉になるような服装は慎む。
コントロールがプロスポーツ選手として相応しくないと判断した選手は、PERFECTプロソフトダーツトーナメントへの参加を不可とする。 - PERFECTプロソフトダーツトーナメントにおいて、選手は次の規約内のユニフォームを着用する。
- シャツ(男女)
- 襟、袖があるもので、色は複数使用可する。
- ファスナーまたはボタンで前を閉じることが可能であること(ポロシャツ可)。
- デザイン(色、柄、パターン、チェック等)に関しては、公序良俗に反せず、周囲の選手のスローの妨げにならないものであれば、常識の範囲内で自由とする。
- 裾の長さは、直立の状態で背筋を伸ばし、手を自然と下に伸ばした状態で、指先の先端までの長さとする。
- ユニフォームの左胸部にVS PHOENIX S4ワッペンもしくはD1-Xワッペン、背中襟下中央にPERFECTプロワッペンを装着する。
- 10th ANNIVERSARYワッペンを装着する。ただし装着場所は問わない。
- ズボン等(男女)
- スラックスもしくはスーツ用パンツであること。色は複数使用可とする。
- スラックス・スーツ用パンツの形状をなしていれば、チノパンも可とする。
- カーゴパンツやダメージ加工のような過度な装飾は不可とする。
- デニム生地は不可とする。
- 7分丈等の短い丈のズボンは不可とする。
- スカート・ショートパンツ(女子)
- 女子選手はスカート・ショートパンツの着用を認める。色は複数使用可とする。
- デニム生地は不可とする。
- 靴(男女)
- 革靴もしくはスニーカーとする。色は複数使用可とする。
- 踵及び足の指が覆われていない靴は不可とする。
- サンダル・ミュール・ロングブーツ・ショートブーツ等は着用不可とする。。
- 帽子(男女)
- 帽子・バンダナ等、頭に着用する衣類は禁止とする。但し、宗教上の理由等で必要な場合は、事前にPERFECT事務局に了承を得ればこの限りではない。
- その他(男女)
- タオル、ハンカチは、肩、腕、腰等にかけて試合を行ってはならない。
- アクセサリー、髪型等に関しても、プロスポーツ選手として相応しいものとし不名誉になるようなものは慎む。
- シャツ(男女)
- 主催者及びコントロール責任者、役員は、このような規則に違反した者を追放する権利を持つ。大会当日でも、コントロールが規定違反とした選手は出場不可とする。
- ユニフォームのデザインが違反かどうか不安のある選手は、必ずPERFECT事務局にユニフォームのデザイン画像を送り確認してから、PERFECTプロソフトダーツトーナメントに参加する。
P. 賞金及びランキングポイント
- PERFECTプロソフトダーツトーナメントにおいて、あらかじめ指定した順位を獲得した選手に賞金及びランキングポイントが与えられる。
- 受賞のとき、その選手が特別な理由無くその場にいない場合は、賞金及びランキングポイント取得の権利を放棄したものとする。
Ⅳ 認定試験
A. 受験資格
- PERFECTの目的を理解し、その発展に寄与出来ること。
- ダーツをスポーツとして捉え、競技規約に従い競技ができること。
- テスト受験日に満18歳であること。
- 住民票が日本にあること。
B. 試験
- 認定試験はPERFECTの責任で行う。(PERFECTが任命した者が行う場合もある。)
- 原則として、技術及び筆記を最低年2回開催する。
- 試験日時はPERFECTが決定し、PERFECT 公式WEBサイトで事前に発表する。
- 認定試験受験料は別途定める金額を、定められた場所へ試験3日前までに納めなければならない。
Ⅴ 登録及び更新
A. プロ資格登録・更新
- 認定試験合格者は、PERFECT公式WEBサイトの選手名鑑登録で必要事項を入力し登録手続きを行う。
- 2015PERFECTプロ資格を取得していた選手は、PERFECT公式WEBサイトに従い更新手続きを行う。
B. PERFECTプロ年会費・登録費
- プロ資格登録・更新を行った選手は、毎年PERFECTツアー最終戦エントリー締切日までにPERFECTプロ年会費またはPERFECTプロ登録を納める。
Ⅵ 義務
- プロ登録選手は、PERFECTの管理するイベント要請事項に対し協力する義務がある。
- ダーツ界の発展の為に、常にプロとして行動をし、見本になるようにする。
Ⅶ 参加資格の取消
- 正当な理由がなく、以下の項目に該当する選手は警告を受ける。
1年間で累積4回警告を受けたものは、罰金処分となり、2度罰金処分(警告を累積8回)を受けた者はその時点で失格となり、2度目の罰金処分の日より1年間の出場資格を失う。警告は、それぞれその警告を受けた日から1年後まで累積される。
※すべての警告が同時に消失される訳ではない。例:2016年2月20日の大会で警告を1回受けた場合、2017年2月20日まで警告1回は累積される。そして2017年2月21日にその警告1回は消失する。
- PERFECTツアーにおいてレフリー義務を守れなかった選手。
- 試合遅れ等、運営妨害となるような遅延行為を行った選手。
- プロ選手として相応しくないと思われる言動・行動をとった選手。
- 施設使用料分担金の振込み期限を守れなかった選手。
- 大会エントリーの期限を守れなかった選手。
- 素振り、構えに入るタイミングにおいて、レフリーから1試合中に注意を2度受けた選手。
- 以下の項目に該当する選手は、以後プロ登録を抹消される。
- 選手本人より資格返還の申し出があり、PERFECTが受理した場合。
- PERFECTプロ年会費を毎年PERFECTツアー最終戦エントリー締切日までに納入出来なかった場合。
- PERFECTの名誉を傷付け、PERFECTの目的に違反する行為があった場合。
- PERFECTプロ登録選手として相応しくないとPERFECTが判断した場合。
- 在籍期間中に重大な罪を犯した場合。
- 非社会的団体に所属している場合。
Ⅷ ランキングシステム
- ランキングポイント
PERFECTプロ登録選手は、トーナメントにおいて下記のポイントを取得出来る。
尚、ポイント数は各大会のグレードによって異なる。(種類:GⅠ、GⅡ)
ランキングポイント表
グレード | 優勝 | 準優勝 | 3位 タイ |
5位 タイ |
9位 タイ |
17位 タイ |
33位 タイ |
~65位 タイ |
予選 落ち |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
男子 | G1 | 90 | 68 | 51 | 38 | 27 | 20 | 14 | 11 | 9 |
G2 | 75 | 56 | 43 | 31 | 23 | 16 | 11 | 9 | 7 | |
女子 | G1 | 90 | 68 | 51 | 38 | 27 | 20 | 16 | – | 13 |
G2 | 75 | 56 | 43 | 31 | 23 | 16 | 13 | – | 11 |
- ランキング期間
- 開幕戦から最終戦までの1年間をランキングの有効期間とする。
- 国際試合の選抜選手をランキングシステムによって決める際、PERFECTはランキングの期間を定める。
Ⅸ マナーと安全対策
- ダーツはダーツボード以外に向けて投げてはいけない。
- プレー中は、ダーツボードと投げている人の間を横切ってはいけない。
- ダーツを投げている人の視界に入る場所にいてはいけない。
- 試合前後は“お願いします”“ありがとうございました”のあいさつを忘れない。
- レフリーにも礼を尽くす。
- 対戦相手が投げているとき後方で騒がない。
- 投げやりな態度を取らない。
- 試合中のグータッチ・握手は行わない。
一般社団法人 PERFECT
定 款
(名称)
第1条 当法人は、一般社団法人PERFECTと称する。
(目的)
第3条 当法人は、ソフトダーツの発展を目的とし、その目的に
資するため次の事業を行う。
- ソフトダーツをスポーツとして普及される活動及びその環境整備
- ソフトダーツを通して社会貢献活動
- ソフトダーツを通して社会福祉活動
- プロソフトダーツ組織の確立とプロ選手の育成活動
- ソフトダーツ全国ツアーの企画、開催、運営活動
- 前各号に掲げる事業に附帯又は関連する一切の事業
※上記の内容は当法人定款の一部です。
PERFECTプロの知識として必要な情報のみ記載しています。